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~現役営業マンが自動車関連の疑問を解説~

【初心者向け自動車整備入門4選】誰でもできるメンテナンスを動画付きで解説

この記事は以下の疑問をお持ちの方に向けて投稿しています。

この記事で解決できるお悩み
  • 知識はゼロだけど車の整備をDIYで出来るようになりたい。
  • 身近に詳しい人がいないけどメンテナンスを学びたい。
  • 自動車のカスタムが出来るようになりたい。

車のメンテナンスをしてみたがどうやれば良いかわからない。詳しい知人もいないと不安を感じる方は多いのではないでしょうか?

 

私も身の回りに整備に詳しい知り合いがいませんでした。最初のころはワイパーブレードブレードの交換に1時間以上かけたこともあります。ですが今ではできないことは無いほどに成長しました。

 

このようなことにお悩みの孤独な車好きがメンテナンスの第一歩を踏み出せるように初心者向けの整備や最低限必要となる道具、注意点について解説していきます。

 

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最初から自分で整備できる人はいない

初めて自動車を整備する時は誰でも怖いです。それは初心者であっても1級整備士であっても同じ。

 

命を預けるものなので慎重な作業が求められるのは確かです。なので初心者のうちはブレーキ関係や足回り関係などの命に関わる部品は触らないようにしましょう。

この記事でも命に関わる危険な箇所の整備については解説しておりません。

 

 

 

身近にいる詳しい人に教えてもらうべき

身近にメンテナンスに詳しい知人がいる場合は初めのうちは一緒にやってもらうのが良いでしょう。

家族や友達などからアドバイスをもらうことで失敗のリスクを減らすことが出来ます。

 

もしも身近にメンテナンスに詳しい方がいない場合はtwiiterなどのSNSで、

自動車専用のアカウントを作成し友人を作ることをオススメします。

整備のために利用しているようで嫌な感じがしますが、コミュニティーを作ることでカーライフが楽しくなるというメリットもありますので是非利用してみましょう。

 

詳しい知り合いがいなければ自分で勉強すべし

それでも頼れる人がいない場合は自身で調べるしかありません。例えばオイル交換がしたい場合は

  • 「型式 + オイル交換 + やり方」

で検索してみてください。調べる時の注意点として

  • 「車種 + オイル交換 + やり方」

では調べないようにしてください。

 

車種で調べてしまうとその車種に複数のモデルがあった場合、調べたいモデルとは異なる情報がヒットする場合があるからです。

 

≪メンテナンス方法の調べ方≫

型式+オイル交換+やり方 =〇

車種+オイル交換+やり方 =✕

 

メンテナンスのやり方を調べる場合は「みんカラ」がオススメです。

下記にリンクを記載しておきます。

自動車・カー用品情報ならみんカラ|整備・燃費から評価・口コミまで

 

最低限必要な工具

必要最低限の工具
  • メルテック ローダウンジャッキ
  • アストロプロダクツ リジットラック
  • E-Value ソケットレンチセット

以上の3点は必ず必要となる工具になります。

作業によっては追加で工具が必要になることがありますのでその際は追加購入しましょう。

 

ジャッキに関しては車載工具もありますがそちらは車体が落下する恐れがありますので緊急時以外では使用しないようにしましょう。

ジャッキは油圧式であればそこまでこだわる必要は御座いません。

 

しかしリジットラックは品質の悪いものは落下することがありますので、

コスパに優れたアストロプロダクツの商品がオススメです。

ソケットレンチは緊急時に備えて車内に常備しておくとよいでしょう。

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初心者が購入するべき工具については上記の記事で解説してますのでご覧ください。

 

メンテナンスとカスタムの違い

私の考えるメンテナンスとカスタムの違いは以下の通りです。

  • メンテナンス

車の悪い箇所を直してコンディションを新車状態に近づける作業

  • カスタム

車に社外パーツを装着して新車状態から遠ざける作業

 

メンテナンスはっ車の状態をよくすることを目的として行われます。

それに対してカスタムは車を自分の好みにすることを目的に行われますので全く異なる作業なのです。

 

自動車の部品の探し方については下記の記事を参考にしてください。

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カスタムは初心者には無理

自分で愛車をカスタムしてみたい方も多いですが私はオススメしません。メンテナンスに比べてカスタムの難易度はかなり上がります。

 

メンテナンスは同じ部品を同じようにつける作業ですが、カスタムは元々の部品と異なる部品を付ける作業になります。異なる部品を付けるのは非常に難易度が高いです。

 

ショップにカスタムをしてもらう場合は問題ないですが、DIYでやってみたいと思う方はまずはメンテナンスを学び、自動車の構造を理解してからにしましょう。

 

初心者でも可能なメンテナンス

本題の初心者からでも出来るメンテナンスです。

難易度の低い順に解説していきます。

車種によって手順は異なりますのであくまで参考としてお考え下さい。

 

タイヤの空気圧調整

タイヤには適正な空気圧があります。

基本は運転席のドアを置けたときに見えるボディとドアの間に記載されています。

下記のように記載されております。

空気圧の調整はガソリンスタンドで行うのが一般的です。

最近の車では車載工具として空気圧を調整するコンプレッサーが装備されてますので、

そちらを使用するのも良いでしょう。

シガーソケットから給電して使用できますので装備されていなければ上記のリンクから購入しましょう。

 

空気圧調整のメリット
  • パンクするリスクの低下
  • 燃費が良くなる。
  • 乗り心地が良くなる。

 

タイヤの空気圧を調整には以上のような効果がありますので是非行ってみましょう。

コンプレッサーの使い方は以下の動画で解説していますので紹介しておきます。

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冷却水の補充

冷却水は基本的に2年に1回の頻度で交換することが推奨されております。

しかし冷却水の交換はエア抜きと呼ばれる作業があり、

初心者に行うのは難易度が高いので今回は冷却水の補充方法について解説します。

冷却水が不足するとエンジンブローの危険があります。

エンジンが壊れてしまうと数十万円の修理代が必要になりますので冷却水の残量は定期的にチェックするようにしましょう。

 

冷却水はラジエーターとリザーバータンクの2カ所に貯水されています。

ここで注意していただきたいのがラジエーターのキャップを開ける時は、

必ずエンジンが冷え切っているときにしてください。

エンジンが熱くなっているときに開けてしまうと火傷の原因になるので絶対にやらないようにしましょう。

 

初心者の方がラジエーターを触るのは危険が高い為、

冷却水を補充する時はリザーバータンクからの補充をオススメします。

上記がリザーバータンクの画像となります。

実は冷却水の色はメーカーによって異なります。

各メーカーの冷却水の色は下記の通りになります。

トヨタ        ・・・ピンク

日産、スバル、スズキ ・・・ブルー

ミツビシ、マツダ   ・・・グリーン

ホンダ        ・・・ブルー or グリーン

色の違いによって効果が違うといったことはありません。

 

下記の動画で冷却水の補充を解説していますのでご覧ください。

動画では「色を混ぜないように」と解説されていますが、緊急事態で同じ色がない時などは異なる色の冷却水を入れても構いません。

どうしても冷却水が手に入らない場合は水道水を入れて応急処置しましょう。

 

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バッテリー交換

バッテリーの寿命は使用環境によって大きく変化します。

交換時期の目安などは正直ありませんが4年~5年くらいを目途に交換するのをオススメします。

バッテリーとは自動車の電池にあたる部品ですのでプラスとマイナスが存在します。

プラスとマイナスで外す順番とつける順番がありますので下記に記載しておきます。

 

外すとき   ・・・  マイナス  →  プラス
つける時   ・・・  プラス   →  マイナス

誤って工具でプラスとマイナスが接触すると火災となる危険があるので要注意

 

バッテリー交換は手順を誤ると火災や感電などの危険がありますので

ゴム手袋をつけて作業するようにしてください。

 

またバッテリーにはサイズがあります。

バッテリーの上部に「38B19R」などと記載されております。

下記に38B19Rを例にサイズの読み取り方を記載しておきます。

バッテリーサイズの読み方

 38=バッテリーの容量

 B=端子の形を表す記号。Bが小端子、Dが大端子

 19=バッテリーの大きさ

 R=端子が手前になるように置いた時のマイナス端子の位置。Lが左、Rが右

 

下記がバッテリー交換の参考動画となりますので是非ご覧ください。

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エンジンオイル、フィルター交換

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これぞ自動車整備の基本といえるオイル交換ですが、

車体をジャッキアップし車体下に潜らなければならないのでかなり危険な作業となります。

適正なジャッキアップを行い確実な安全を確保したうえでの作業を心がけましょう。

車体下に潜るのが怖いという方はオイルの上抜きがオススメです。

 

こちらの上抜ポンプのチューブを車のオイルレベルゲージが付いている箇所に差し込み

ポンピングすることで車体を上げる必要がなくオイル交換をすることが出来ます。

ただし車種によっては使用できない場合がありますので事前に調べてから購入しましょう。

 

下抜きを行う場合に必要となるものは下記になります。

  • エンジンオイル
  • ドレンパッキン
  • オイル処理箱

廃油の処理は整備工場に持ち込むか廃油処理箱で捨てることとなります。

整備工場にわざわざ持ち込むのも難しい為オススメはオイル処理箱で捨てる方法です。

 

またオイル交換には2回に1回、オイルのフィルター交換も推奨されています。

オイルフィルターの交換には専用の工具が必要となります。

車種によっては取り外しが難しい場合がありますので慣れていない場合はショップにお願いするのも良いでしょう。

 

上記の商品ならどのサイズのオイルフィルターにも対応していますので

購入したけど使えないということがありませんので安心です。

 

下記にオイルの上抜きと下抜きの解説動画を載せておきますのでご確認ください。

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安全は最優先事項

自動車のメンテナンスは安全のために行うものです。

そのメンテナンスの作業中にケガをしてしまったら本末転倒となります。

自動車の作業は出来ると楽しいですが安全を最優先に考えてください。

 

  • 平地での安全なジャッキアップ
  • 無理はしない
  • 手順を省略しない
  • 独自のやり方をしない

 

この4点を心がけてメンテナンスを行うように心がけましょう。

初心者のうちは教科書通りの安全な作業を行うようにしてください。