中古車の営業をしていると「リセールが良くて使いやすい軽自動車が欲しい」
このように仰る方が稀にいますが私はそのたびに「そんな車はありません」
と答えます。
これは少し語弊がありますがありますが使い勝手の良い軽自動車にリセールはほとんど付きません。
ですが購入時にいくつかの項目に注意しておけばある程度はリセールを得ることが出来ます。
中古車のリセールについて購入検討の方や売却を検討されている方に向けて
少しでもお得になる方法を解説していこうと思います。
現役営業マンが教える車のおすすめの買取方法まとめ‼低年式車から不動車まで高額買取方法を解説します。 - タケノコCARS
中古車のほとんどは高く売れない
結論から申し上げます。中古車のリセールは高くありません。
中古車でどの車種でも共通するセールスポイントがワンオーナー車であることが挙げられます。
しかし購入時から中古車であった場合にはワンオーナーではないわけです。
私は現役営業マンとして中古車を購入する時にリセールを気にすることを否定しています。
リセールを気にしすぎるあまり好きな車を購入で出来ずに楽しくないカーライフになってしまう可能性があるからです。
この項目ではそれでもリセールを気にする方に向けて
リセールが付かない車の特徴を解説していきます。
【中古車のオススメ購入方法4選】現役営業マンが最も得する購入方法を解説 - タケノコCARS
軽自動車やコンパクトカーなどの一般乗用車
まずは軽自動車やコンパクトカーといった一般乗用車になります。
中古車市場は需要と供給で成り立っております。
一般乗用車は販売台数もおおくなりますので重要よりも供給量が多くなります。
販売台数の少ない限定車や古いスポーツカーなどと比べて需要も低いのでリセールは期待できません。
軽自動車やコンパクトカーをお探しの方は自身の好きな車や機能面で選ぶことをオススメします。
それでも少しでもリセールバリューが欲しい方は後順の「リセールバリューが高い車の特徴」をご覧ください。
外車
外車と聞くと高そうなイメージを持ちませんか?
新車だと高い外車ですが中古になると一気に値崩れを起こすケースが多いです。
- 壊れやすい
- 修理費用が高い
- 燃費が悪い
上記のようなイメージが先行している為、中古車需要が低くなりがちです。
一般的にお金持ちのイメージがある外車ですが
お金持ちの方は新車で購入しますので中古車での需要はさほど高くありません。
「外車だから売る時も高く売れる‼」という安易な考えは捨てましょう。
修復歴車
修復歴車もリセールを悪くするポイントの一つです。
国内では「修復歴車だけは買うな!」と言われるほどイメージが悪いです。
購入時はお得に購入できますが、売却時は減額対象となるので注意です。
査定を行う検査員が修復歴を見落として高額買取できるケースも珍しくありませんが
あとで発覚した際に査定額を減額される危険性もありますので
修復歴の有無を聞かれた際には正直に答えておくのが良いでしょう。
※修復歴車の定義については上記の記事で解説していますのでご覧ください。
リセールが悪い車の特徴まとめ
※ここまでの内容からリセールが悪い車は下記のようになります。
- 販売台数の多い乗用車
- 外車
- 修復歴車などの災害車
- 特徴のない車
この4点に当てはまる車はリセールが付かない車となります。
つまりはほぼすべての車がリセールはつかないということです。
この項目の最初にも書いたように私はリセールを気にせず好きな車を購入することを推奨しております。
どうせ買うならお金のことを考えて窮屈になるより、精一杯カーライフを楽しめた方が断然良いと考えているからです。
それなら売る時に有利な条件というものはないのか?
というと実際はそんなことは無く多少リセールに影響するポイントは何点かあります。
次の項目では少しでもリセールにつながるポイントについて解説します。
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リセールが高い車の特徴
続いてはリセールが高い車の特徴です。
前項目では販売台数が多い一般的な乗用車はリセールが悪いと解説しましたね。
逆に言うとその反対に位置する販売台数の少ない使いづらい車がリセールが良くなるということです。
「使いづらいのにリセールが良くなるってどういうこと?」
次の項目となる「趣味性の高い車」でその点について詳しく解説します。
趣味性の高い車
最もリセールが高くなる車の特徴と言えるのが趣味性が高いことだと言えます。
スポーツカーやクロカンなど実用性の低いものの一定数憧れる人がいる車は売却時も高額になりやすいです。
上記のような車種がリセールが良い車種となります。
あくまで2022年現在の中古車市場の価値になりますが、今後も値段は落ちづらい車種といえます。
なぜならこれらの車種はもちろん人気がありますが
「車種」がほしいと思う人より特定の年式の「モデル」を欲する人が多いからです。
例えばシビックtypeRで例えると「シビックtypeRが欲しい!」方は少なく、
「平成9年式のシビックtypeRが欲しい!」という特定の年式のモデルに魅力を感じる人がいるということです。
色は白か黒か訴求色
リセールにおいて車の色も重要な要素となります。
どの車種でも共通してリセールの高い色は白か黒です。
特にパール系の白や黒はリセールが高くなる傾向にあります。
また自動車にはそれぞれ「訴求色」と呼ばれるイメージカラーのようなものが御座います。
インプレッサでいえばWRブルー、スイフトスポーツでいえばチャンピオンイエローのような「この車種と言えばこれ‼」といった感じの色です。
中間グレード以上
リセールを考えるならば中間グレード以上のグレードを購入するようにしましょう。
自動車の一番下のグレードというのはメーカーが「こんなに安く売ってますよ!」と
アピールするために設定されているものが多いです。
初期型のアクアを例にするとスマートキーは省略可され後席のサイドガラスはは手回しとなっております。
実用性で考えると少し厳しいですよね?
基本的にどの車も中間グレードを販売の中心として考えられておりますので、
実用性などを踏まえて自分が販売する側で考えて購入してください。
リセールが落ちるケース
購入後にリセールが下がるような行動や状況について解説します。
自動車は走っていれば消耗するし走行距離も増えるものです。
ですが「走行距離が増えるから乗るのをやめる」というのは本末転倒です。
基本的に自動車の売却金額は以下の内容で決まります。
- 車内、車外の綺麗さ
- 修復歴の有無
- 車内の臭い
- 車種の需要
この項目ではオーナーが注意することによって防ぐことが出来るリセールを下げてしまうポイントについて解説していきます。
修復歴車
当たり前ですが購入後に修復歴がつくとリセールが悪くなります。
事故に関しては気を付けていても偶発的に発生する場合もありますので完全に防ぐことは不可能です。
しかしある程度気を付けておくことによって多くの事故は未然に防ぐことが出来ると思っております。
同乗者を不快にさせない上手な運転操作のコツを解説‼ブレーキ操作やカーブの曲がり方教えます - タケノコCARS
※上記の記事で運転操作のコツについて解説しています。
日頃から目線に気を使った運転を心がけておけば多くの事故を回避できるのでぜひ確認してみてください。
ペット臭やタバコ臭
車のリセールに大きく関係するのが車内の臭いです。
車内に臭いがつく原因の多くがタバコとペットです。
悩ましいのがどちらも一度臭いがつくと消臭が難しいということです。
シートやフロアマットについた臭いは多少改善することもできますが、
エアコン内部にまで臭いが染みつくとなかなか消臭することが出来ません。
出来れば「タバコは吸わない」「ペットは載せない」のがベストです。
それが難しい場合はタバコを吸うときは窓を開ける。
ペットはペットケースに入れて同乗させるようにしましょう。
まとめ
記事の内容をまとめると下記のような車がリセールバリューが高い車となります。
ですが何度でも言いますが私は好きな車に乗るのが一番だと思います。
車は決して安い買い物ではありません。
私は仕事柄、買ってから後悔する人は何人も見てきました。
そういう方は大抵購入時に妥協して車を購入した方です。
ですので購入する前に本当に満足のいく車なのかをゆっくり考えた上で購入してください。