自分で整備を行う方、旧車の部品を探している方、整備士に部品を探してきてくれと言われたなど趣味で車に乗っていると部品がなくて困ることがあります。
私は自動車業界に勤めており自分の探している部品を探すのは簡単ですが「どうやって部品を探すのかわからない」という方も多いと思います。
今回は現役カーライフアドバイザーの私が一般人でも可能な自動車部品の探し方や部品品番の調べ方を解説します。
この記事では下記のような悩みについて解説します。
下記リンクで初心者が買うべき工具も解説しているので合わせて御覧ください。
【整備初心者にオススメ】初めての自動車整備に最低限必要な工具を紹介 - タケノコCARS
部品の探し方
車の部品を調べる際に多い間違いが「シビック サスペンション」のような「車種名+部品名」で検索してしまうことです。これでは目当ての部品は見つかりません。
シビックという車種でも多くのモデルがあり、2020年モデルと1990年では使用される部品が異なるからです。探すときは車種ではなく「型式+部品名」で調べてみましょう
また自動車部品にはそれぞれに部品名とは異なる「品番」が割り振られています。簡単にいうと個別のIDみたいなもので自動車部品を探すときに品番が分かると非常に楽になりますので合わせて解説していきます。
メーカーに問い合わせる
純正部品の在庫や品番を調べるときはメーカーに問い合わせましょう。問い合わせ先のリンクは下記になりますのでまずは御自身の車のメーカーに問い合わせてみましょう。
問い合わせには車検証情報が必要になります。後ほど「必要な情報」の項目で解説しますが、問い合わせの際には車検証を手元に置いておきましょう。
品番確認サイトの利用
メーカー問い合わせフォームが営業時間外の場合や自身で調べる場合に便利なのが「パーツファン」です。下記のリンクからアクセスできます。
Automotive parts search (partsfan.com)
※現在ホンダ車の部品検索は利用できません。
一見怪しいイメージですが私自身何度も利用しているので安心してご利用ください。
トップページの右上から言語の選択で日本語を選択すれば日本語利用も可能です。
パーツファンは部品品番を調べるためのサイトになりますので部品の在庫等はパーツファンで調べた品番を他の通販サイト等で探してみましょう。
※パーツファンを利用する際も車検証が必要になりますので準備しておきましょう。
必要な情報
メーカーに問い合わせする際やパーツファンを利用する時は必ず車検証情報を手元に準備しましょう。
部品を探す際に必要となる情報は車検証に記載されています。必要な時に車検証が手元にあるとは限らないのでスマホで写真を撮っておくことをオススメします。
- 型式
- 車体番号
- 年式
- 型式指定番号
以上の情報が部品の在庫や品番を調べる際に必要な情報となります。聞かれたときにすぐに答えられるようにしましょう。
部品を探す場合の順番
※ここまで紹介した部品の探し方を参考に行うべき手順を解説します。
誤発注を防ぐために部品を探す際の手順はパーツファンで部品品番を調べてからメーカーに在庫確認をするのがオススメです。
適合確認をせずに購入し失敗するケースが自動車整備ではよくあるので購入前の品番確認は必ず行うようにしましょう。
新品を使うか?中古を使うか?
在庫がメーカーに無い場合は中古品か社外新品を使うことになります。古い車の場合「在庫は無く再生産の予定もありません」このようにメーカーから言われることも多くあります。
古い車は絶版部品が社外メーカーから販売されていることも多いので品番が分かれば社外新品を探すことが出来ます。
費用を安く抑えたい場合も社外品は純正品よりも価格が安く設定されていることも多いのでオススメです。
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新品の場合
新品部品を購入する場合は純正品か純正互換品かの二つに分けられます。「純正互換品」とは純正と同等品を社外メーカーが製造している商品になります。
この二つの違いを下記に記載しておきますのでご確認ください。
※純正新品は稀にネット通販よりもディーラーの方が安い場合もあるので要確認
どちらでも新品になるので品質は高く、「これからも長く乗り続ける」という方は新品購入がオススメです。
探している部品の新品が製造されていない場合は中古品を購入することになるので中古部品についても解説します。
中古の場合
中古部品の中には「リビルト品」というものが存在します。
リビルト品とは中古部品を分解し新品同等に修理した部品です。高品質な中古部品と考えてください。
リビルト品の中には交換前の壊れた部品の返送を購入の条件にしている場合もありますので必ず確認してください。
リビルト以外の一般的な中古品を購入する場合に気を付つけるポイントが何点かありますので解説していきます。
- ジャンク品
- 動作未確認
- 現状販売
購入を検討している商品に以上のワードが記載されていたら注意が必要です。上記の記載がされている商品は基本的には動作不能の商品だと考えましょう。自分で部品の分解整備が出来る方以外は購入を控えるようにしましょう。
部品を探せる場所
自動車の部品どこで購入すれば良いのかということを解説していきます。一昔前は中古部品を探すときは解体工場で探すのが一般的でしたが最近はネット販売がメインとなります。
新品部品も同様にネット販売が中心となるため新品と中古。両方の探し方について解説していきます。
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部品探しのBIG3
下記が自動車部品を多く取り扱っているネット通販になります。
下記の通販サイトで見つからなければ探すのは困難というほどのBIG3になりますのでまず初めにこの3サイトから探しましょう。
アップガレージ
アップガレージは自動車やバイクの中古部品を扱うリサイクルストアです。ネット通販も行っておりますが全国で店舗販売も行っております。
取り扱っている部品数は上記のBIG3ほど多くはありませんが偶然目当ての商品が見つかったときはすぐに買うようにしましょう。
アップガレージのサイトリンク
モタガレ
最後に紹介するのはモタガレです。近年登場した自動車部品の販売サイトになりますが
外車も多く取り扱っており探せる車種の多さはトップクラス。
車種をメーカー別に検索できたりなどで今回紹介したサイトの中で一番使いやすいです。
取り扱っている部品がカスタムパーツがメインになります。カスタムしたい人や「どうしても純正部品が見つからない」という方はモタガレで社外品を探してください。
今ならアカウント登録で500ポイントプレゼントのキャンペーンも行っておりますので是非登録してみてください。
モタガレのサイトリンク
見つけたらすぐ買う
最後になりますが見つけた部品はすぐに購入するようにしてください。所有している車が古い車ならなおさらです。
在庫がいつまでもあるとは限りませんので中古部品で探しているような場合は同じ値段、同じ状態のものは二度と出てきませんので早めに購入しましょう。