自動車には様々なオイルが使用されています。
代表的なのがエンジンオイルです。こちらは皆さんもご存じかと思いますが定期的な交換が必要となります。
しかし多くの人はエンジンオイルだけ交換していれば大丈夫!と思っているのではないでしょうか?
今回は「実際はこれぐらいの頻度で交換でしておけば平気だよ」っていう内容を炎上覚悟で解説していきたいと思いますので「そんなわけないだろ‼」っていう意見の人はぜひコメントいただけたらと思います。
オイルとフルードの違い
オイルとは言っても自動車に使用されるオイルには
「オイル」とそのまま呼ばれるもの「フルード」と呼ばれるものがあります。
どちらも油であることは間違いありません。
しかし違いはその使用方法にあります。
という違いがあります。
オイルは摩擦などで金属が摩耗しないよう利用されるものですが、
フルードは油圧を利用し力が加わる箇所に使用されるものというわけです。
意外と知らない人も多かったのではないでしょうか?
今度友人にドヤ顔で説明してみてください(笑)
エンジンオイル
takenokodriveman.hatenablog.com
まずは皆様が御存じのエンジンオイルについてですが交換頻度に関しては皆様このように言われているのではないでしょうか?
「半年、5000kmどちらか早いほうで一度交換したほうが良い」
もちろん早く交換するに越したことはないですが、
スポーツ走行をしない方の場合は半年~1年以内に一度ペースで十分なのではないかと思っています。
はい(笑)
いろいろと反論のある方もいらっしゃるでしょう。
是非ともコメントで残していただけたらと思います。
「この車に一生乗っていくんだ!」という方であれば高頻度での交換を推奨しますが、
そうでない方の場合は1年で1度ペースの交換でも走れなくなるということは御座いません。
オイルフィルター
続いてはオイル関係では御座いませんがオイルフィルターについての解説になります。
オイルフィルターは個人的には3回のオイル交換につき1回の交換で十分だと思っております。
一般的には「2回のオイル交換につき1回交換」と言われておりますが、
こちらについても3回に1回だからと言って走れなくなるということはございません。
ブレーキフルード
ここからはあまり車をご存じない方は意識しない内容かもしれません。
ブレーキフルードに関してですが、ここはシビアに管理しましょう‼
エンジンオイルよりも認知度が低いブレーキフルードですが一般的には車検ごとに交換されているものだと思います。
しかし私は年に1回は交換したほうが良いと考えております。
なぜならエンジンオイルは直接命に関わることはございませんが、
ブレーキフルードに関しては命に直結する内容だからです。
それならブレーキフルードの交換を疎かにしているとどうなるのか?
例えば下り坂の山道を走行中の場合ですがブレーキの使用頻度がもちろん高くなります。しっかりとメンテナンスされているブレーキならばそのまま下りきることができるでしょう。しかしブレーキフルードの交換を怠っていた場合は突如としてブレーキが利かなくなることがございます。
わたしも以前友人の車に同乗した際にブレーキの利きが悪くなり停車した際にブレーキから白煙が上がっていたことがございます。
このようにブレーキフルードのメンテナンスを疎かにすると簡単に死ぬということをよく覚えておいてください。
エア抜き
ブレーキフルードの交換にはエア抜きと呼ばれる作業が含まれます。
エア抜きとは読んで字の如くではありますがブレーキフルードに含まれる空気を抜く作業になります。
ではブレーキフルードに空気が含まれているとどうなるのか?
簡単に言うと普段はブレーキがしっかり効きますがたまにブレーキが利かなくなるということが起こります。
ではブレーキがエアを噛んで突然ブレーキが利かなくなってしまった場合どうすればよいか?ということですが簡単です。
一度ブレーキから足を離してからもう一度踏みなおしましょう。エアが噛んでしまっている場合でも大抵の場合はこれでブレーキが再び効くようになりますので頭の片隅に入れておいて下さい(笑)
基本的にブレーキフルードの交換と同時にエア抜きは行われます。エア抜きもブレーキオイルと同頻度で行えばよいです。
ミッションオイル/ATオイル/CVTオイル
こちらはトランスミッションの種類によって呼び名が異なります。
しかし交換頻度には諸説あります。
というのもミッション系オイルは新車購入から50000km以上未交換の車両については交換するとむしろ不具合が発生する可能性がある。というものです。
この説に関しては私は何とも言えませんが、個人的には中古車購入した自動車の場合は交換は不要なのではないかと思っております。新車購入の場合は車検ごとの交換で長く乗り続けられると考えております。
新車購入でも3年や5年で乗り換えを検討している方などは交換は不要であると考えております。
私自身過去にミッションオイルを交換せずに乗り続けたこともありますがこれといった不具合が発生したことはございません。
なので新車で長く乗りたい方やスポーツ走行を考えている方以外は基本的に交換はしなくても良いです。
デフオイル
「デフ」とはデファレンシャルの略でエンジンの回転をタイヤの回転運動に変換する装置のことを指します。
歯車によって作動している為オイルによる循環がないと摩耗し破損してしまうのです。
このデフに使用されるオイルをデフオイルと呼ぶわけですがこちらもエンジンオイルと比較すると軽視されがちです。
実際交換しなくても走行上支障が出すことは少ないですが10万km以上走行した車などは放置すると異常発生が起こりやすいい部分となります。
基本的にミッションオイルなどと同じでシビアな交換は必要なく「一生この車に乗る‼」と考えているような方でない限りは交換する必要もないと思います。
しかしサーキット走行などをする方でLSDと呼ばれる特殊なデフを装着している車両の場合は話が変わってきます。
スポーツ走行ではデフにかなり負荷がかかるため高頻度でオイル漏れを起こします。
またデフの摩耗も発生しやすいので最低でも1年に1度の交換は行うようにしましょう。
クラッチフルード
最後はクラッチフルードについてです。クラッチフルードに関してはこれまで紹介したオイル類の中でも最も軽視されがちななのではないでしょうか?
今まではどのオイルでもスポーツ走行をする方々はある程度交換推奨してきましたが
こちらのクラッチオイルに関してはスポーツ走行をする方であっても異常を感じないのであれば交換しなくてもよいです。
「最近クラッチのキレが悪いな」等の異常が発生してきたときを交換の目安として考えてください。しかしこのクラッチの切れの悪さも10万km以上の走行距離を走ってから感じることが多いので基本的にはそこまで神経質に考える必要もないかと考えております。
まとめ
最後のまとめになりますがブレーキフルードだけは自身やご家族、周りの方々の命に関わる部分なので定期的なメンテナンスを行うように心がけてください。
正直この記事を読んでブレーキフルードだけは気を付けよう。と思っていただくだけで満足です(笑)
そのほかでいうとオイル交換はしていてもフィルターの交換は疎かにしているという方が非常に多く見受けられる為、こちらも是非とも年に1回は交換していただけたらと思います。