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【忘れがちな車検の項目10選‼】3ヶ月前に対策したい保安基準一覧

まさか⁉と予想もしなかった理由で車検に通らなかった経験はありませんか?車検には細かい基準が設定されています。

 

  • タイヤが少ない
  • ライトが切れてる

このような誰でも知っている基準以外にも多くの基準があります。

 

車検の整備車屋に任せてるから大丈夫。

このような車屋任せの整備は絶対にやめてください

 

私はカーライフアドバイザーとして100回以上車検を経験していますがそれでも「そんな事が駄目なの⁉」という理由で不合格になったことが何度もあります。

 

実際に私が落とされた車検項目が以下になります。

実際に落とされた車検項目の例
  • ヘッドレストは全ての席にないとダメ
  • ヘッドライトは明るすぎてもダメ
  • 字光式ナンバーは光らないとダメ

 

一度で車検に合格したければ点検整備は3ヶ月前から行いましょう。車検は3ヶ月あれば大抵の整備が行なえます。

 

この記事では「プロでも見逃す意外な車検項目10選」について解説していきますので車検前に焦らないよう事前準備の参考にしてください。

 

 

 

忘れがちな車検項目10選

車検項目

いざ3ヶ月前に車検点検を行ったとしても「そんなの知らなかった」という項目が車検には多くあります。一般的な車検の項目は以下になります。

 

車検項目
項目 内容
同一性の確認 車検証内容に準じているか
外回り ライト、ワイパー等の動作確認
サイドスリップ 車が真直ぐ走るか
スピードメーター メーターに誤差はないか
ライト 光量・向きが適正か
ブレーキ フット・パーキングが効くか
排ガス検査 排ガスの量が適正か
下回り オイル漏れ・ボルトの緩みはないか

この記事をユーザー車検での参考にしようと考えている方は上記のうち1つでも知らない項目がある場合ユーザー車検はオススメしません。

 

【ユーザー車検は難しくない】予約から書類準備まで全てのやり方を解説 - タケノコCARS

これらは一般的な検査項目。通って当たり前の内容です。

 

これから紹介するのはプロでも見落としがちな項目になります。「そんな整備できないよ」と思った方はユーザー車検は諦めましょう

自分に整備は難しい」と感じたら素直に車屋に任せよう‼

 

意外な車検項目10選
  1. ドアミラー
  2. 発炎筒
  3. パワーウィンドウ
  4. スペアタイヤ
  5. ホイールキャップ
  6. 反射板
  7. シフトパターン
  8. ホーンマーク
  9. シーケンシャルウィンカー
  10. フォグランプ

車検をお店に任せる方も事前に準備しなければ車検直前にはどうにもならない項目もあるので車検整備の参考にしてください。

【車検を無理やり通す方法7選】悪用厳禁‼悪徳車検業者が行う裏技 - タケノコCARS

 

【1】ドアミラー

サイドミラー 車検

ドアミラーが動かなくなったまま乗り続けている方意外と多いのでは無いでしょうか?ドアミラーは意外と壊れやすい電装品の一つです。

 

最初は気になったけど慣れたからそのまま乗ってる

 

もしかするとそのドアミラーは車検に通らないかもしれません。

 

ドアミラーの車検基準
問題箇所 取得の可否
格納・調整不良
カバー・ガラス割れ
固定式ミラー

車検では格納や調整の故障は検査項目に含まれません。しかしガラスやカバーが割れている場合は衝突時の危険性から車検の取得は不可能

 

固定式ミラー】は格納機能の無いミラー。

社外のサイドミラーに多く【エアロミラー】と呼ばれる空力性能を高めたものもあります。

 

エアロミラー・固定式ミラー

エアロミラー

上記が【エアロミラー】です。

 

スポーツカーなどをカスタムする際に装備されるサイドミラーですが車検に通すためには下記のどちらかである必要があります。

 

  • 可倒式である
  • 脱落式である

可倒式ミラーとは一般的な格納するミラー。衝突時にミラーが格納するので危険は少なく車検も通ります。

 

脱落式ミラー】とは

固定式ミラーの一種。固定にプラスチック製のボルトが使用され衝突時はボルトが折れてミラーが脱落する。

固定式ミラーは脱落式でなければ車検は通りません

 

エアロミラーの車検基準
可倒式 車検OK
固定式 プラスチックボルトを使用した【脱落式】であればOK

 

固定式エアロミラーの装着にはプラスチック製ボルトを使用しよう

 

【2】発炎筒

発炎筒 車検

高速道路上の停車は禁止されており罰則の対象となります

 

緊急的に停車させる場合はハザードを付けた上で「発炎筒」を使用することが義務付けられています。

高速道路上は駐停車禁止です! | NEXCO東日本

 

高速道路上の停車は重大事故の危険があります。実際にあおり運転を繰り返し強制停車させた車に後続車が追突した事故がありました。

 

実話を元にした動画がありますので参考にしてください。

www.youtube.com

 

発炎筒は危険回避のため車に装備することが義務付けられています。車検項目にも記載されているので車検前にかならず準備しておきましょう。

 

発炎筒には有効期限が記載されていますが車検項目となっているのは装備の有無だけなので有効期限が切れていても車検に通ります。

 

  • 車検では発炎筒の装備は義務付けられている
  • 有効期限切れでも車検は通る
  • 高速道路場で停車する際に使用する

発炎筒が期限切れの場合は有効期限がなく車検も通る【LED非常信号灯】の装備をオススメ。

 

LED非常信号灯がオススメ

 

 

LED非常信号灯】は発炎筒の代用として車検でも認められており使用期限もないためオススメです。

 

使用期限が切れて使えない!

緊急時、発炎筒を使用する際にこのような事がよくありますがLEDなら安心です。

 

発炎筒との比較
  発炎筒 LED非常信号灯
明るさ
使用期限 有り 無し
使用回数 1回 無し
車検適合

LED発炎筒は電池切れだけ気にしておけば回数無制限で使用できます。唯一の弱点は明るさが発炎筒には劣ること。

 

夜間200m先の後続車から視認出来る明るさなので実用性は全く問題ありません。

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【3】パワーウィンドウ

パワーウィンドウ 車検

車の窓が開かなくなった!

パワーウィンドウの故障もよくある自動車トラブルの一つ。

 

使用できなくても困る機会も少ないので放置している方もいるのではないでしょうか?運転席の窓は車検項目に含まれます

  • 運転席側の窓が開かないと車検NG
  • 修理費用は5万円~
  • 運転席以外の窓は開かなくても車検OK

 

パワーウィンドウの故障原因は主に3つ

パワーウィンドウの故障原因
  • スイッチの故障
  • ヒューズ切れ
  • パワーウィンドウレギュレータの故障

多少整備に慣れている方ならDIYで修理可能。車種によって難易度が異なるのでチェレンジ精神のある方は調べてみましょう。

 

【整備初心者にオススメ】初めての自動車整備に最低限必要な工具を紹介

パワーウィンドウの修理に必要な工具は上記の記事で解説しているので是非参考にしてください。

 

【4】スペアタイヤ

スペアタイヤ 車検

エブリィなど車体の下にスペアタイヤが装着されている車も車検時には注意。

 

一般的にスペアタイヤはトランクルームに収納されていますが一部の車では車体の下に取り付けられている車があります。

 

車体下にスペアタイヤのある車
  • エブリィ
  • ハイエース
  • キャラバン
  • アトレー

車体下にスペアタイヤが装着されている場合、車検時に取り外しすることが義務付けられています。

 

ユーザー車検を検討している方は車検に行く前に外し忘れないように注意しましょう。

 

車体下のスペアタイヤは車検前に外そう

 

【5】ホイールキャップ

鉄ホイールなどに装着されているホイールキャップも車検時には注意が必要。

 

車検ではホイールナットの緩みを検査されるため、ホイールナットが隠れるようなキャップは外さなければなりません。

 

ホイールキャップを外す際はマイナスドライバーを使用する方が多いですが個人的なオススメは【スプリングフック】です。

 

マイナスドライバーで外すよりも素早く外すことができ、キャップを傷つける危険性も少ないのでぜひ購入してください。

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【6】反射板(リフレクター)

反射板 リフレクター 車検

車両後部には反射板リフレクター)の装着が義務付けられています。

 

一般的にテールランプに内蔵されており、あとから取り付けする必要はありません。しかし社外のテールランプ違います。

 

反射板の取り付け条件
  • 車体外側から400mm以内
  • 反射板上部が地上から1.5m以内
  • 反射板下部が地上0.25m以上
  • 赤色
  • 文字、三角以外の形状

反射板がない社外テールランプを装着した場合、以上の条件で反射板の取り付けが義務付けられています。

 

私が実際に車検に行った際は細かい寸法などは図らず簡易的な両面テープでの取り付けで合格できました。

 

大体の寸法で車検は通るよ!

 

【7】シフトパターン

シフトパターン 車検

マニュアル車の場合シフトパターンの記載も車検の必須項目となっています。シフトパターンとはどの位置にどのギアが割り当てられているかの表のこと。

緊急時に誰でも運転できるようにシフトパターンの記載が義務化されています。

ギアの段数がリバースギアの位置も車によって異なるので確認してから購入しましょう。

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シフトパターンは自作でもいいの?

手書きのシフトパターンで車検に合格した」という方もいますがオススメしません。

 

私も実際に手書きのシフトパターンで車検にチャレンジしましたが「固定が甘い」という理由で不合格でした。

 

近年はシフトパターンの自作に厳しくなっているようです。高いものでも無いので事前に購入しておくことをオススメします。

 

【8】ホーンマーク

ホーンマーク 車検

ホーン(クラクション)が鳴ることが車検基準であると知っている方は多いですが、ホーンマークの記載が必要であること知っていますか?

 

ホーンマーク 画像

上記がホーンマーク。

 

純正のハンドルであれば間違いなくホーンマークがついています。

 

社外のハンドルを使用している方は要注意。ホーンボタンやハンドルのメーカーによってホーンの記載がない場合があります。

 

有名メーカーのハンドルだから大丈夫

このように思っている方も一度確認してみてください。

 

  • MOMO
  • NARDI
  • OMP

車好きなら知っているハンドルメーカーですがこれらのメーカーでもホーンマークが記載されていない場合があります

 

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ホーンマークはステッカーをボタンの上に貼り付けるだけでOK。

自作でも対応できますが検査員によっては不合格にされることがあるので購入をオススメします

 

【9】シーケンシャルウィンカー(流れるウィンカー)

シーケンシャルウィンカー 流れるウィンカー 車検

近年、流れるウィンカー【シーケンシャルウィンカー】が純正採用され始めました。しかし車検基準で認められているのは前後だけだと知っていましたか?

 

流れるウィンカーの保安基準は以下になります。

  • 前後のみ
  • サイドマーカーは認められない
  • 毎分60~120回以内の点滅
  • 一定周期の点滅
  • 左右対称である
  • 内側から外側に流れる
  • 他のウィンカーと点滅周期が同じこと

 

保安基準に適合した社外品なのに車検に通らない!

このような悩みを抱えている方も多くいます。結論をいうと車検に通るかどうかは検査員のさじ加減の部分が多く適合品だとしても車検に落ちるケースもあります

 

社外のシーケンシャルウィンカーを購入する場合は【Eマーク】の記載がある製品を購入しましょう。

 

車検 Eマーク

上記が実際のEマーク

 

【Eマーク】とは?  

安全、環境性能が認められた製品につく検査マーク。特別な書類等の必要がなく車検に合格できる基準となる。

 

検査員がEマークを見落として車検に落ちることもあります。もしも車検に落ちたときはEマークがあることを検査員に主張しましょう

 

【10】フォグランプ

フォグランプ 車検



同じ車種でもグレードやオプションによってフォグランプが装備されない車があります。

 

フォグランプは光らなくても車検に通るでしょ?

結論をいうとフォグランプを装備している車は点灯しなければ車検に合格できません。

 

フォグランプには下記の取り付け規定があります。

  • 色は黄色
  • 左右で2つ点灯しなければならない
  • フォグランプの最上部は地上から0.8m以下
  • フォグランプの最下部は地上から0.25m以上
  • フォグランプの最外部は車体外側の0.4m以内

 

どうしても基準内に収まらない!

 

フォグランプを車検基準にすることができない場合、フォグランプを取り外して車検を行いましょう

 

フォグランプが装備されている車は点灯しなければなりません。しかしフォグランプが装備されていなくても車検には合格できるんです。

 

困ったらフォグランプなんて外しちゃえ!

ユーザー車検は難しい

ユーザー車検 コスパ

 

ユーザー車検で安く車検を取りたい

この記事をご覧の中にもユーザー車検を考えている方がいらっしゃるかと思いますがはっきり言ってオススメしません。

 

解説した10個の項目を自分で点検整備できる方でなければユーザー車検はできません。

 

  • よほどの車好き
  • 車の勉強をしたい
  • 整備に詳しい

上記3点のどれかに当てはまる方以外はユーザー車検は難しいです。

 

車検項目を熟知したプロであっても検査項目の見落としがあります。素人の方が車検項目を完璧に理解するのは難しいです。

 

手間と時間に対して節約できる金額はそれほど多くありません。もし車検に落ちた場合は二度手間になります。

 

それでもユーザー車検をやりますか?

 

「それでもやる!」という方は最低3ヶ月前から車の点検、整備などの準備を始めましょう。

【ユーザー車検は難しくない】予約から書類準備まで全てのやり方を解説 -

 

自分でできる車検点検

車検点検 自分で

ユーザー車検にしろ店舗に委託するにしろ自分で車検の点検を行うことは必要です。この記事を読んで自分で整備をしたいと思う方は素晴らしいことだと思います。

 

下記の点検であれば整備をしたことのない素人の方でも自身で行うことが可能です。

 

自分で出来る車検点検
  • タイヤの量
  • ドライブシャフトブーツの破れはないか
  • ステアリングラックブーツの破れはないか
  • ライト類の点灯確認
  • ウォッシャー液は入っているか
  • 運転席のパワーウィンドウの動作
  • ホーンが鳴るかどうか

はじめはこれらの点検を行い、少しずつ本格的な整備へのステップアップをオススメします

 

初心者でも可能な整備については下記の記事を参考にしてください。

【初心者向け自動車整備入門4選】誰でもできるメンテナンスを動画付きで解説

 

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カーライフアドバイザーの私としては車検業者のほとんどはボッタクリであると感じます。

 

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上記リンクでさらに詳しく楽天Car車検について解説していますので必ず確認してください。